消しゴムのかすって燃えるゴミ?日本のPVC消しゴムについての規制PVC消しゴムを規制している、世界事情

日本のPVC及びフタル酸エステルの規制について

  フタル酸エステルは、PVC((polyvinyl chloride、ポリ塩化ビニル)を軟らかくする性質があり、多くのプラスチック消しゴムに使用されていますが、ヒトへの有害性への懸念から、日本でも様々な規制を受けています。

日本における、PVC, 可塑剤(フタル酸エステル)の規制

  日本では、1990年代、PVC(ポリ塩化ビニル)をはじめとする塩素系プラスチックがダイオキシン類の主要発生源と考えられ社会問題として浮上し、不買運動にもつながりました。

  その後、環境ホルモンへの関心が高まる中、PVCに含まれる可塑剤「フタル酸エステル」も人体に影響を与える物質として取り沙汰されるようになりました。
  フタル酸エステルは、油脂を含んだ食品中へ溶け出す可能性があり、食品が直接触れる容器や包装、「乳幼児が口に接触することをその本質とするおもちや」に対しても、使用が制限されるようになりました。
  2003年の環境省検討会は、フタル酸エステルには環境ホルモン様作用が確認されなかったと発表しましたが、それでも自主的にPVCやフタル酸エステルを使用しない企業が増えています。

  その理由として、PVC=フタル酸エステルと考えれば、PVCを使用した製品を燃やしたときにダイオキシンが発生してしまうこと、PVCと他の炭化水素系樹脂の化学的性質がかなり異なるため、リサイクルを考えたとき、PVC製品を生産することが、結果的に、消費者にゴミの分別を強いらなければならないからです。
  ※ウィキペディア「ポリ塩化ビニル」参照

PVC消しゴムは、その危険性が見落とされがちな製品です。

  消しゴムは「乳幼児が口に接触することをその本質とするおもちや」として作れるものでないために規制対象になりにくいのですが、子供が口に接触しないものとは言い切れません。
  絵や文字を書き始めれば、子供達は消しゴムを自分の手に取り、おもちゃ代わりにすることもあるでしょう。
  また、子供の小さな手で、消しゴムのカスと他のゴミとを上手に分けて捨てさせるのは、容易なことではないと思われます。
  子供達の健康のために、その明るい未来のためにも、見落とされがちな消しゴムの素材を今一度、見直すときが来ているのだと思います。

◇日本の規制について(厚生労働省)◇
関係法令等
食品、添加物等の規格基準
(平成22 年厚生労働省告示 第336 号)

規制内容

・DEHP(フタル酸ビス / 2−エチルヘキシル)
・DBP(フタル酸ジ−n−ブチル)

・BBP(フタル酸ベンジルブチル)
食品衛生法施行規則第78条に規定するすべてのおもちゃの可塑化された材料からなる部分について、 それぞれ0.1%を超えて含有することが禁止

DINP・DIDP・DNOP
・DINPについて、口にすることを本質とするおもちゃに使用禁止
・6歳未満が対象
・規格値0.1%
・DIDP・DNOPは規制なし


分析方法

 

(食安発0906 第1 号参照)
ポリ塩化ビニルを主成分とする合成樹脂おもちゃにおける6種類のフタル酸エステル類試験法

 


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